2015-11-22

151118gf_1020722 Wakayama

雨が強まる中、唄の文句やないけど遠く海へと下る忍ぶ川の畔を歩いたが果てには街は無く待っている人はおろか、話しかける人も居らずというより人は居らず、最早闇とそうでないものの区別もつき難く、自分が何方に在るか意識していないと簡単に闇に融けてしまうのは明白であった。家を出るときはこんな時間にこんなところをほっつき歩く考えなかったから全身黒ずくめであったのはそれには似合いの装であったやも知れぬ。

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